2006年10月 3日 (火)

はたち

夜8時半。退社間際、ティーズ最若手のK君が照れくさそうに切り出す。

「俺、今日誕生日なんっすよ…」

おいおい、早く言えよ。ってか、社長、気がつけよ。

おっ、そんじゃ祝杯あげようぜ!と2人並んで自転車漕いで駅前の焼鳥屋へ繰り出す。

記念すべきハタチの誕生日。焼き鳥で申し訳ないけど、急だからしかたないね。

何でも好きな物頼んでいいぞ、なんて台詞も安上がりなのだが、彼の好きなレバーを3回もお代わりしつつ、彼女のこと、仕事のこと、ぽつりぽつりと話をする。

「社長は、『もうやめたい』とか『俺はこの仕事向いてないんじゃないか』とか悩まなかったですか?」という質問に、数秒、頭が過去をサーチする。

「…無かったね」

いや、そう聞かれてみれば。
ほんとに一瞬たりとも「この仕事が向いてないのではないか」と疑ったことはなかった。親方に怒られ怒られ仕事してた頃も。
馬鹿みたいに「これは俺の天職」と思って疑わなかった。

純粋な目をした君が、20数年後に後輩に同じ質問をされて、どんな風に答えるだろうか。


コメント

素敵な関係ですね
良い職人さんになってくれるでしょう!

自分、20歳のころ
なにやってたかなあ・・・

投稿: たむす | 2006年10月 4日 (水) 01:21

「継続は力なり」という言葉がありますけど、楽器製作を志して僕の元に来ても、案外2~3年でやめてしまう若者も多いんです。

「ニート」やら、転職広告の「自分に有利な転職」「転職先は年収で選ぶ」なんてキャッチコピーがよく見られる世の中で、がむしゃらに一つの仕事にしがみついて、馬鹿みたいに夢を語る子たちと一緒に仕事が出来るのは楽しいことです。(^_^)

そう言えば、たむすさん。このハタチの若者はたむすさんの妹さんからいただいたメールに非常に感動してました。お客様の喜ぶ声が僕らの燃料になります。
もっともっと沢山の方に喜んでいただけるよう、若造たちと一緒に頑張りますね。

投稿: shinn | 2006年10月 6日 (金) 00:23

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